斎藤十朗氏 スリップウエア
静岡県伊東で作陶される齊藤十郎さんは熊本の小代焼ふもと窯、鳥取の岩井窯で修行の後、岐阜県朝日村で独立。
その後、静岡県伊東市へ移転して現在の窯を立ち上げました。
代表的なスリップウェアは余白を大きくとることで、模様に対し縁の部分をすっきりと仕上げており、
その他のうつわも、料理を盛った時に良く映える様に意識しながら作陶されています。
▪️商品について
細長い楕円形のお皿。珍しいデザインです。
ディップソースや、お漬物、そら豆やアスパラのグリルなどの盛り付けを想像します。
他の器と違うデザインのものを並べると、1点だけでも特別な存在感があります。
こちらは、黒い釉薬にスリップの三連文様が描かれています。
珍しい形状ですので、器好きの方へのギフトにもオススメです。
なお、スリップウエアは、オーブン料理、電子レンジには対応いただけますが、直火にはご利用いただけません。
ご注意ください。
▪️三連文様とは
三連のスリップトレーラーで描いた文様。
三つのスリップの流れで一気に描くため、勢いがないといけないことからダイナミックな模様が生まれるのが特徴です。
▪️スリップウェアとは
18〜19世紀、英国の風土が生んだスリップウェア。
半乾きの化粧土の上に、スリップと呼ばれる泥状の化粧土をのせて、
引っ掻いたり、揺らしたりして模様をつくる伝統の手法によって、簡素で健康的な美しさをもつ陶器。
◆齊藤十郎
「ただそこにあってあたたかみがある そんな古いもののよさに近づきたい。」
1969年 神奈川県生まれ
1993年 熊本県「小代焼ふもと窯」井上泰秋氏に師事
1998年 鳥取県「岩井釜」山本教行氏に師事
1999年 岐阜県朝日村(現高山市朝日町)にて独立
2004年 静岡県伊東市に移転
2007年 岡山・福岡県にて個展
2010年 東京都中目黒SMLスリップウェア展出展(以降毎年)